日本におけるコンシューマーゲームの流行と今後

 

そもそもコンシューマーゲームとは

家庭用ゲーム機で遊べるゲーム全般を指す。
家庭用ゲーム機とは、PS5やNintendo Switchなどの据え置き機と、3DSなどの携帯機のこと。
業務用のアーケードゲームと区別するために消費者を意味するコンシューマーがをつけてコンシューマーゲームと呼ばれている。
なお、昨今ではすっかり当たり前になったパズドラやモンストなどのスマホだけで遊べるアプリゲームやソーシャルゲームは指さないが、原神などの据え置き機や携帯ゲーム機でも遊べるものはコンシューマーゲームに含まれる。

 

略歴

世界で初めて市場に出たのは1972年にマグナボックスから発売された「オデッセイ」でした。
ただ、当時は一つのゲーム機で複数のゲームをプレイできませんでした。
ソフトとゲーム機がわかれたのはアタリの「Atari 2600」から。
コンシューマーゲームの本格的な普及は1983年に任天堂から発売された「ファミコン」から。
ファミコンは複数人で遊ぶことができ、1985年にはスーパーマリオブラザーズの登場もあり、世界中で大ヒットしました。
2000年にはいまでは当たり前となったオンラインゲームの祖であるファンタシースターオンラインドリームキャストをプラットフォームとして発売。
2001年にはセガからドリームキャストとPC専用に発売されたエアロダンシングiでクロスプレイが可能になりました。

 

現状

流行を語る上では重要なのではないかと思った4項目について話していく。

 

  • 売上

    まずはこちらのサイトを見ていただきたい。

    2023年 ゲームソフト年間売上ランキング (gamesdata.info)

    この集計結果を見ると、ゼルダポケモン、マリオなどのネームバリューがあるものが売れているのは当たり前として、オープンワールドや、マップが広いゲームが多いのがわかります。

  • e-スポーツ

    近年の流行を話すならeスポーツは外せないだろう。
    環境さえ整えば体格や性別、年齢や国すらも気にせず対等に競い合うことがき、実際に高齢者のチームも存在している。
    日本では、eスポーツの専門学校や、部活、サークル活動として認めている学校も存在し、徐々に発展している。
    そんなeスポーツの有名ジャンルとして、MOBA、FPS格闘ゲーム、バトルロイヤルなどが挙げられます。つまりそれらのジャンルが今人気ととらえることもでき、現にストリートファイター6は200万本も売り上げた。
    また、競技としてのゲームの大会として、昨年の夏に行われたポケモンワールドチャンピオンシップスでは181億円の経済波及効果を生み出した。テレビでは、各局で特集番組が放送されるなど日本全体で大きな盛り上がりを見せた。

  • 巣ごもり需要

    2020年、世界的に大流行した新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの産業が苦境に陥ったが、一方で、ゲームソフト産業は売り上げを伸ばした。
    2020年4月の緊急事態宣言が発出された時期に、Nintendo Switchソフト「あつまれ どうぶつの森」が爆発的にヒットしたことは、記憶に残っている方も多いと思う。
    つまり、ゲームの注目度が上がったことでコロナ前よりも流行がわかりやすい状況ではないかと思う。

  • 配信者

    昨今では、配信者の影響でスイカゲームが流行っている。日本でリリースされたのは2021年の12月9日。だが、今年になってゲーム実況者らがこぞって動画を上げ始めたことで、スマホ版をリリースするまでの人気を得た。その人気の要因として、ルールや操作のわかりやすさ、コスパ、タイパの良さが挙げられる。
    その中でもわかりやすさは視聴者を惹くには大事な要素なのだろう。わかりやすいからこそ変な動きをして笑ったり、ここをこうすればいいんじゃないかと考える視聴者も出てくるのではないだろうか。
    わかりやすいゲームで言えば、最近は「Trombone Champ」や、「薔薇と椿」などのインディーゲームを多くの実況者がプレイしている。
    これによりインディーゲームの注目度が上がったので、一概にこれが流行るとは言いづらくなった。

 

まとめ

以上のことから今後流行るであろうゲームの特徴は、
①マップの広さ
コスパとわかりやすさ
③競技性
が挙げられます。
近年流行のFPSゲームはこれに当てはまりますね。
また、PS5が店頭で購入できるまで普及したので、より高画質でクオリティの高いゲームの登場が期待できますね。マーベル原作オタクの私の個人的な好みで言えば「Marvel's Wolverine」や「BLADE」が楽しみです。